PowerAutomate

Power Automateでできることは?Power Apps、Power BIと連携した活用事例も紹介!

ミムチ
ミムチ
Power Platformの1つにPower Automateというものがあると聞きましたぞ!

しかしPower Automateとは、そもそも何ができるのですかな?

パワ実
パワ実
Power Automateは日常の色々な業務が自動化できるツールだよ!

この記事では、Power Automateとは何かや、Power Platformで連携した活用例を紹介するよ!

この記事で分かること

  1. Power Automateで何ができるのか?
  2. Power BI、Power Apps、Power Automateの違い
  3. Power AutomateとPower Automate Desktopの違い
  4. Power Platformで連携した活用のイメージ

YouTube動画で見たいかたは、こちらからどうぞ!

Power Automateとは?

Power BI、Power Apps、Power Automateでできること

ミムチ
ミムチ
PowerAutomateは、日常のあらゆる業務で行っている作業を自動化できるツールということでしたな。

Power BIや、Power Appsとはどう違うのですかな?

パワ実
パワ実
Power Automateと、Power BI、Power Appsでできることと、利用例を比較してみたよ!

Power Platformの利用例

  1. Power Apps:ビジネスアプリを作れる
    • タスク管理アプリ等をプログラミングをせず簡単に作る
  2. Power Automate:日常の業務を自動化する
    • メールで請求書が届いたとき、Teamsに自動で通知する
  3. Power BI:データを可視化して分析し、意思決定につなげる
    • 店舗ごとの売上や営業利益率の分析を行い、最終的に経営層が何等かの意思決定に使う

Power Apps、Power Automate、Power BIはそれぞれ全く異なるツールですが、これらPower Platformを連携して活用することで、業務の生産性向上を更に向上させられる可能性があります。

Power Automateを使ってみたい人は、無料で試すこともできます。

↓↓

Power Automateを使ってみる

Power AutomateとPower Automate Desktopの違い

ミムチ
ミムチ
Power AutomateとPower Automate Desktop…一体何が違うのですかな?

パワ実
パワ実
主な違いは、Power AutomateがメールやSharePoint等、Webサービス上の操作の自動化で、Power Automate Desktopはデスクトップアプリの操作や、フォルダからWebサイトへファイルのアップロード等ができる点だよ!

Power AutomateとPower Automate Desktopの違いと利用例

  1. Power Automate:Web上の様々なサービスに連携して、作業を自動化できる
    • 請求書のメールが届いたときに、請求書の内容を自動で、SharePointリストに登録
    • SharePointリストが登録・更新された際に、Teamsに自動で通知をする
  2. Power Automate Desktop:PC上で行うあらゆる操作を自動化できる(RPA)
    • Excelに記載した帳票の内容を、システムに自動入力する
    • フォルダーに格納したたくさんのファイルを、Web上のシステムに自動アップロードする

今回はPower Automateの方についての解説になります。

Power Automate Desktop(PAD)とは何か?が知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

https://www.powerplatformknowledge.com/rpa-powerautomatedesktop-whatispad/

Power Platform連携の活用事例

ミムチ
ミムチ
Power Automateについては、大体どういうものか分かりましたぞ。

具体的な業務で、どういう風に使えるのかもっと知りたいですぞ!

パワ実
パワ実
じゃあ次に、Power Automate、Power Apps、Power BIを使った活用事例を1つ紹介するよ!

Power Automateは作業を自動化できるツールなので、これ単体でも業務の効率化ができ、工数削減に繋げられます。

しかし、Power AppsやPower BIと一緒に使うことで、更なる業務の効率化や、データの利活用が実現できる可能性があります。

例えば図のような、社内で社員が何等かの申請をあげたとき、サポートデスクが対応する業務のPower Platform活用事例を考えてみます。

Power Platformの活用事例(申請フロー)

  1. Power Apps
    • 社員がアプリで申請内容をSharePointリストに登録する
  2. Power Automate
    • 新規の申請が登録されると、サポートデスクにTeamsで自動で通知する
  3. Power Apps
    • サポートデスクは申請内容をチェックし、対応を行う
  4. Power Apps
    • 申請の対応が終わったら、で対応結果を登録する
  5. Power Automate
    • 申請者に対応結果の通知がいく
  6. Power BI
    • SharePointリストのデータを自動で集計し、レポートにする

Power Appsを使ってデータ入力を効率化したり、Power BIでレポートを作成し、日々どのような申請があるのかカテゴリーごとに集計したり、対応にどれだけの工数がかかっているのかを分析することも可能です。

これはPowerPlatformを活用した業務フローの一例ですが、そのほかにも様々な業務に活用できると思います。

Power AppsやPower BIについては、以下の記事を参考にしてください。

Power Appsでできること、できないことは?Power Platformを活用して業務フローを改善! YouTube動画で見たいかたは、こちらからどうぞ! https://youtu.be/2BDnf-J07aA ...
Power BIでできることは?データに基づく意思決定に役立つ! Power BIの実際の使い方のデモは、こちらの動画を参考にしてください! https://youtu.be/tFr...

PowerAutomateを勉強する場合、基本的にはインターネット検索が良いと思います。

PowerAutomateでできる基本的な操作を知りたい場合は、以下の本がおススメです。(税込み2,750円)

PowerAutomateの基本の処理や、データ処理のほか、Excel、スプレッドシート、Outlook、Gmail等色々なコネクタの使い方が簡単に解説されています。

↓↓

Power Automateを使った承認通知のフロー例

パワ実
パワ実
次はいよいよ、実際にPower AutomateとPower Appsを使った申請フローを作ってみたから紹介するよ!

Power Automateの画面も少し見せるね。

ミムチ
ミムチ
おお!ついにPower Automate実践ですな!

これでミムチもPower Automateマスターですかな?

パワ実
パワ実
今回は、Power AutomateのイメージだけつかんでもらえればOKだよ。

実際の実装については、また別に記事でまとめていくね!

今回はPower Appsで申請アプリを作り、新しく申請を登録したとき、Power Automateで承認者にTeamsで承認依頼をするフローを作ってみました。

アプリは以下のような簡単なSharePointリスト(SharePointサイトから作れる簡単なデータベース)から自動作成しました。

Power Appsのアプリを開き、+アイコンから新規リクエスト追加してみます。

新規登録画面でデータを入力し、✓アイコンをクリックすると、データがSharePointリストに登録されます。

しばらく待つと、Power AutomateからTeamsのチャットに通知が来ます。

ここで、承認か否認を選択し、コメント欄に記載したあと、Submitボタンをクリックします。

TeamsのチームのRequestチャネルに、アプリが承認されました!という通知がきます。

「アプリはこちらから」のリンクをクリックしてみます。

アプリが開き、該当のRequest(ID:10)が選択されています。

ステータスは「Pending(承認待ち)」→「In progress(対応中)」に更新されました。

SharePointリストのデータも更新されています。

Power Automateではこのようなフローが簡単に作れます。

それでは、Power Automateの実装画面も少し見てみます。

Power Automateは「作成」からフローを作ることができます。

今回は「自動化したクラウドフロー」を一から作成しましたが、用意されたテンプレートを使って作成することもできます。

今回作成したフロー全体はこのような感じです。

「SharePointリストに項目が作成されたとき」をトリガーにして、「オプションの選択をフローボットとしてユーザーに投稿する」で、承認者に承認か否認を選択してもらいます。

承認か否認の選択によって、ステータスが対応中(In progress)か、否認(Denied)に更新するかが変わります。

そしてTeamsのチャネルに、承認(又は否認)されました!という通知を出します。

「オプションをの選択をフローボットとしてユーザーに投稿する」を使うと、受信者のチャットにPower Automateからの通知がいき、項目の選択をしてもらうことができるので便利です。

今回は登録したRequestの承認か、否認かの選択をしてもらいます。

その結果を受け取り、回答が承認だった場合と、否認だった場合でその次の操作が変わります。

こういったときは「条件」コントロールを使い、条件が「はい(True)」の場合と、「いいえ(False)」の場合で変えることができます。

「はい(True)」の場合、Teamsのチャネルに「承認されました!」と通知し、「項目の更新」でSharePointリストの対象レコードのステータスを「対応中(In progress)」に更新します。

「いいえ(False)」の場合は同様に、否認されたときの操作を設定します。

今回のフローはこのような感じで簡単に作成することができました。

Power Automateを使うと、プログラミングを一切せず(ノーコード)、このように簡単に作業の自動化をすることができます。

ミムチ
ミムチ
むむ・・・何となくは分かった気がしますが、自分で一から作るのはまだまだ難しそうですぞ・・・

パワ実
パワ実
今回はPower Automateのイメージだけつかんでもらえれば大丈夫!

実際の実装について、色々な場面ごとの作業の自動化について、また別の記事で紹介するよ!

今回紹介した以外にも、メール、Twitter等様々なサービスと連携して、作業を自動化することができます。

Power Automateの基本的な仕組みについては、以下の記事を参考にしてください!

【PowerAutomate入門】はじめてのPowerAutomate~基本な仕組みと操作方法~ 今回はPower Automateを使い始めたばかりの人向けに、Power Automateの基本的な仕組みと、操作方法を解説し...

Power Automateを使ってみたい人は、ひとまずは無料で試してみましょう。

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Power Automateを使ってみる

ABOUT ME
パワ実
DX推進担当(IT部門) 2021年からPower Platform(Power BI、Power Apps、Power Automate)を勉強中。 Power Platformを使っていく中で、知りえた情報を発信している。 Youtube、Twitterでの情報発信もしています!

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