この記事では、私がPower Platformスキルで、未経験からITコンサルに転職したときの活動の方法と、転職活動の感想をお話します。
パワ実自身の転職活動経験なので、一つの例ではありますが、同じように未経験からITコンサルへ転職を考えている方は、是非参考にしてください!
- パワ実が未経験からITコンサルに転職した活動の流れ
- パワ実が未経験でもアピールできたポイント
- 転職活動を経験した感想
Youtube動画で見たい方は、こちらからどうぞ!
パワ実の経歴
初めにパワ実は以下のような職歴になります。
※今回は2回目の転職です
- IT業界、SE職
- 非IT業界、事務職(社内のDX推進)
- IT業界、コンサル職
実際、履歴書にも特に実績等をかけなかったため、面接の場でも、SEとしての職歴については、ほぼ触れられませんでした…
パワ実の転職活動の流れ
私は今回、以下の流れで転職活動を進めました。
- 自己分析
- 転職エージェントに登録
- 求人に応募
- 面接
- 内定・内定承諾
- 退職・入社手続き
最初に自己分析を行い、転職の軸を決め、次に転職エージェントに登録し、エージェントとの面談をしました。
その後エージェントに紹介してもらった求人をみて、興味を持った会社に応募し、書類審査が通った会社から面接をしていきます。
2~3回の面接後に内定が出て、良い会社があれば転職を決めます。
内定承諾後に、現在の職場に退職の意思表示を行い、退職手続きと、転職先の入社手続きを進める、というのが全体の流れです。
次にそれぞれのステップで、私が具体的に行った内容や、ポイントを紹介します。
自己分析
最初の自己分析では、何故転職をするのか?を考えて書き出しました。
転職理由の例
- 収入を上げたい
- もっと柔軟な働き方をしたい
- 現在のスキルを伸ばしたい…
転職理由の中で、最優先したい項目3つと、諦めてよい項目を書き出しました。
たとえば私の場合、以下のような感じです。
最優先するもの
- リモート・フレックス可
- DX、IT系の技術職(Power Platform等)
- 副業可(Youtubeやブログ等)
諦めてよいもの
- 年収は下がってよい
- 大企業でなくてよい
ここでのポイントは「何を捨ててもよいか」を決めることだと思います。
優先したい項目はいくつもありますが、すべて叶えるのは難しい場合があるので、絶対に譲れない軸を決めて、それ以外を捨てるという決断が必要です。
転職エージェントに登録
転職エージェントに登録する際は、3社くらい登録して、ひとまずキャリアアドバイザーと面談した方がよいです。
また、エージェントとの面談前に、職務経歴書を準備しておくと、面談での話がスムーズに進みます。
職務経歴書のフォーマットは、マイナビやDoda等のサイトからダウンロードできるので、これを利用しました。
私はマイナビITエージェント、Doda、Type転職エージェントの3つに登録し、キャリアアドバイザーと面談しました。
実際に面談してみると、あまり話しを聞いてくれなかったり、自分の要望に合った求人を出してくれない場合がありましたので、最終的に2社に絞って、転職活動を行いました。
私の場合、想定よりも書類が通過し、同時に8社くらいの面談日程調整をしていた時期もあったので、働きながらの活動は大変でした。
ちなみにレバテック等、IT業界特化型のエージェントにも登録してみましたが、IT未経験なためか、面談や求人の紹介は断られてしまいました…
求人に応募
次にいよいよ求人に応募しますが、その前に、職務経歴書や写真等を準備します。
職務経歴書は既に書いていると思いますが、キャリアアドバイザーに添削や、改善のアドバイスをお願いできるので、添削してもらいブラッシュアップしました。
写真は私は、自宅でスマホを使った自撮りで撮影しています。
家の壁に白い模造紙を貼り、スーツを着て椅子に座り、自撮り棒を使ってスマホで取っています。
実際の求人への応募は、基本的にキャリアアドバイザーが、面談時に話した希望に沿って紹介してくれますが、あまり自分に合っていない求人をどしどし紹介してくる人もいたので、そういったエージェントは、この時点でサービス利用停止の連絡をしました。
紹介してくれた求人の詳細をじっくり見て、自分の転職軸に沿ったものに応募していきます。
これも結果論ですが、最初は5~6社くらいから応募した方がよいと思いました。
最初キャリアアドバイザーから、未経験者の場合、書類通過率は10%~30%程度と言われたため、全部で19社に応募しましたところ、13社が書類通過してしまいました!
おそらくPower Platform等のスキルは、現在希少で需要が高まっているため、マッチする会社は書類が通りやすいのかもしれません。
そのため、最初は5~6社くらいに応募してみて、あまり通らないようなら、追加で応募する等した方がよいと思います。
面接
書類に通過したら、面接日程を調整し、企業との面接です!
面接前に、SPIなどのWeb試験や、性格診断等がある会社もありましたが、あまり対策をしなくても落ちなかったため、企業によっては最低限の足切りかもしれません。
面接日程の調整はキャリアアドバイザーにお願いできますが、複数エージェントを使っている場合、ブッキングしないよう、別のエージェントでの面接予定等は、伝えておく必要があります。
面接対策も、エージェントによってまちまちですが、模擬面接や、面接QAの添削、対策のポイントを教えてくれたりもしますので、是非エージェントに頼ってください。
マイナビ等は、キャリアアドバイザーとは別に、会社ごとの担当者がいる場合もあり、個別の会社ごとの対策ポイントをアドバイスしてもらったりもできました。
また、キャリアアドバイザーからは、面接後にフィードバックをもらったり、面接のときに直接聞けなかったことを、キャリアアドバイザー経由で確認してもらったりもできたので、非常に助かりました。
私の受けた会社はどこもZoomやTeamsを使ったWeb面接でした。
そのため、現職との時間調整もやりやすく、効率よく面接を受けられました。
また、以前購入しておいた女優ライトも面接で役立ったと思います。
面接で主に聞かれた内容は、自己紹介、転職理由、志望理由、今後のキャリア、逆質問でした。
あとは自分の強み・弱み等も聞かれるので、これらを中心に準備しておきます。
また最終面談では、ほぼ内定が確定していたのか、会社側からの仕事説明や、こちらの不安や疑問を解消する時間という感じでした。
面接の中で、なんか思ってたのと仕事内容が雰囲気が違う、と感じたら、面接結果が出る前に辞退することも可能です。
私もいくつかの会社は面接後に辞退しました。
内定・内定承諾
最終的に私は、ありがたいことに2社から内定をいただきました。
場合によっては、内定後にオファー面談といって、条件面や仕事の内容等をすり合わせる時間がある場合があります。
※オファー面談で内定取り消しになることはまずないので、気楽に受けられます。
私自身も、前職に大きな不満があったわけではないので、転職活動でも「もし今より良い会社に内定が出たら転職を検討しよう」という気持ちで受けていました。
内定承諾する会社を決めるときは、自分の転職軸に合っているかを再度確認し、また面接を受けている中で感じた雰囲気、社風等が自分に合っていそうか確認して決めました。
私はエージェントの人にも、面接する会社の社風や、どういう人が合っているのか、等も聞き、また不安点や疑問点等が残らないように、面接の中や、エージェントを通して確認しました。
最終的には会社が合う・合わないは、実際に転職してみて、アサインされたプロジェクトや上司次第ということが多いですが、この時点で、あまり自分に合いそうがない会社には、内定承諾しないよう気をつけましょう。
会社の口コミや評価については、Openworkがとても参考になりました。
退職・入社手続き
転職先の会社へ内定承諾したら、現職の会社に退職の意思を伝えます。
転職先への入社時期は、最終面談や、オファー面談で確認します。
私の場合は、引継ぎや有休消化等を踏まえ、内定後の3か月間待ってもらいました。
現職の会社では、基本的に直属のマネージャー・管理職の上司に退職の意思を伝え、上司の指示に従って、退職手続きを進めます。
転職先からも後日入社手続き書類等が届くので、これも進めていきます。
※もし確定拠出年金の移管手続きなどがある場合は、忘れずにしておきましょう。
このような感じで、パワ実は転職活動をしてきました。
未経験者がアピールするポイント
パワ実のアピールポイント
先に私が履歴書や面接でアピールした内容を紹介します。
ちなみにアピール内容のほとんどが前職、すなわち非IT業界事務職で、主に2年間活動してきた内容になります。
1.業務
- DX推進PJでプロジェクトマネージャを経験
- Power Platformを2年間使い、業務改善活動をしている
2.仕事外の活動
- 趣味でPower Platformを勉強
- Youtube(チャンネル登録者数)、ブログ活動(PV数)
- Webアプリ開発(GithubのURL)
3.資格
- 応用情報資格
まず業務では、情シス部門でDX推進PJに携わり、一応PMを経験しました。
PMといっても、5人くらいのメンバーで、実際には上司やメンバーに助けられながら進めたPJで、面接でもそれを正直に話しています。
また業務以外でも、趣味にPower Platformを勉強したり、Youtubeチャンネルや、ブログでの情報発信活動をしていた点も、評価してくれた会社がありました。
以前独学で、Python/Djangoを使ったWebアプリ開発をしていた点も、ある程度評価されたと思います。
履歴書にもYoutubeのチャネル登録者数や、ブログのPV数、Webアプリ開発はGithubのURL等を実績として書きました。
資格はMCP等は持っていないため、応用情報資格と、TOEICだけ、履歴書に書きました。
※TOEICは外資系等でなければ、あまり気にされないかもしれません。
応用情報は結構難しいのですが、基本情報は未経験者でも勉強すればとれると思うので、何も持っていない人は、基本情報をとっておくのもよいかもしれないです。
未経験のアピールポイント
私の今回の経験を踏まえ、未経験者がアピールできるポイントを考えてみました。
1.業務
- 現場で少しでもPower Platform等を使い、その経験をアピール
- 現在の職場で技術に関われない場合、異動も考える
2.仕事外の活動
- Power Platformの勉強、資格の取得
- ブログ、Qiita、Github等に公開してアピール
最初に、やはり現職の業務でやっている仕事は一番重視されたと思います。
私の場合、DX推進PJで、Power Platformを使った業務改善を経験していたのが、多少コンサル業務にも近く、評価されたのだと思います。
そのため、現在の職場で少しでもPower Platformを使った開発をするなど、技術的なスキルと、経験をアピールした方がよいと感じました。
私もPower Platformに関わったのは、ここ2年半ほどですが、その実績が評価されたように感じました。
またできれば業務外の活動でも、Power Platform等、IT技術系の勉強をして、資格の取得や、ブログやQiitaへの投稿、Githubへの公開等、何等かの実績があると、スキルの裏付けとしてアピールできると思います。
ただ実際の転職活動では、会社によって求めるものが違い、また、時代の流れ、業界の状況、転職者の年齢や性別等、様々な要素が関係するので、一概にこれがあれば大丈夫!ということは言えないと思います。
転職活動の感想
最後にパワ実が転職活動をした感想をお話します。
- Power Platform系ITコンサルの需要は高まっている
- 企業の中には、需要増加への対応で、人員増強をしているところもあった
- 現時点ではPower Platformスキルが希少価値があるのか、面接は比較的最初から歓迎ムードだった
Power Platformスキルを持っていて、ITコンサルへの転職を考えている人にとっては、今はチャンスかもしれません。
最後に
この記事では、私がPower Platformスキルで「未経験」から「ITコンサル」に転職したときの活動の流れと、転職活動の中で感じた感想について紹介しました。
現在Power Platformスキルを持つITコンサルの需要は高まっているため、未経験からITコンサルに転職したい人にはチャンスかもしれません。
Power Platformはローコードなので、未経験者が一からプログラミング言語を習得するよりは早く、スキルアップできる可能性がありますので、IT技術に興味がある方は、是非Power Platform学習にチャレンジしてみてください!